口腔外科
当院では以下のような症例に対する外科治療を行ってます。
- ■親知らず【水平埋伏歯、埋伏歯】
- ■過剰歯
- ■歯の外傷【打撲、脱臼、はせつ、】
- ■軟組織の外傷
- ■嚢胞摘出
- ■一部良性腫瘍摘出
- ■舌硬直症
- ■唾液腺疾患
- ■顎関節症
- ■顎関節脱臼
- ■歯槽骨形成
▼親知らずの進行
▼抜歯の手順・注意事項
親知らずの周りの歯ぐきに十分に麻酔を行います。そして、十分に消毒をしてから、メスで歯ぐきを2箇所、切開します。
歯ぐきを開くと、親知らずの頭の一部と、親知らずを覆っている骨が現れます。
親知らずが、前の奥歯に引っかかっていて、すぐに抜けてこない場合、歯を削る機械で、親知らずを横に削って、切断します。そして、頭の部分を先に抜歯します。親知らずを覆う骨が厚い場合は、骨を一部削ることがあります。
親知らずの頭の部分を抜歯しました。あとは、残りの根の部分を抜歯します。このとき、根が骨に頑丈についていれば、再び根を二つに切断します。
親知らずは無事に抜歯されました。このとき、歯を抜歯した部分に、歯の破片が残っていないか、余分な歯ぐきがないか、出血がないか、骨の中の神経が出てきていないかなど、調べます。そして、十分に消毒します。
歯を抜いた部分に薬を入れ、開いた歯ぐきを元に戻します。そして、十分に消毒してから、歯ぐきを糸で数本、縫合します。糸は通常、1週間後に抜糸します。
※親知らずの抜歯を行う上での注意事項
- ・十分体調に注意して行います。
- ・親知らずが深いところに埋まっていたり、骨と癒着していると、抜歯に時間がかかることがあります。
- ・下あごの親知らずの根の近くには、神経が通っています。この神経を傷つけると、
麻痺が出ることがあります。根と神経の位置に十分注意して行います。 - ・抜歯の後に、痛みが続くことがあります。
- ・抜歯の後に、頬が腫れることがあります。
- ・抜歯翌日まで唾液に血が混じることがあります。
- ・抜歯当日は、無理をせずにゆっくりお休み下さい。
- ・処方された化膿止め・炎症止めのお薬は、全て飲み切って下さい。
- ・抜歯後に異常があったら、どんな些細なことでも、直ちにご連絡下さい。